京都・田歌舎訪問記③Diary

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当店で扱うジビエ(野生動物の肉)の仕入れ先、京都府南丹市美山町の田歌舎へ、猪狩りと鹿狩りの研修へ行ってきました。

今回で3回目の訪問となりますが、当店がどのような思いでジビエをご提供しているかは田歌舎訪問記②に詳しく書いてあるので、そちらを是非お読み頂ければと思います。

全国で増え続ける野生動物への関心、また農作物が野生動物に食い荒らされる「獣害」への関心・対策は全国で高まっており、「狩猟サミット」「ジビエサミット」という名前の全国規模の集まりも定期的に開催されています。

和心スタッフも、狩猟サミットに2014年、2015年と2回出席しています。

いたずらに野生動物の命を奪いお金に換えているのでは無く全国の山間部で起きている問題に、都市部に暮らす皆様にも目を向けて頂きたいと思い、ご来店されたお客様に「獣害」について話をしたりしています。

実際に15年以上野生動物駆除にかかわってきた田歌舎代表・藤原誉さんの話を聞き、猟に同行しすることで、和心も常に学び続けたいと思っています。

今回の訪問で、和心として進むべき道もはっきりと見えてきました。

我々も猟銃免許を取り、この問題に真剣に向き合うことに決めました。

色々な困難がありますが、少しずつクリアして行きたいと思っております。
訪問記201705

① 今年もやってきました。東京駅から約5時間、京都府南丹市美山町の田歌舎(たうたしゃ)です。

② 2015年秋に完成した田歌舎専用の鹿猪の解体所。コンパクトにまとまってます。

③ ちょうど猪の解体中でした。

④ 田歌舎の女性猟師・西村舞さん。解体中です。

⑤ レストランに飾られるクマワシ(だったかな?)

⑥ 早速鹿の生ハムを振舞ってもらいました。

⑦ 田歌舎近くの温泉で、長旅の疲れを癒します。

⑧ 田歌舎のレストランに戻り。

⑨ 恒例の明るいうちからの宴会♪ジビエナイトの始まりです!まずは前菜盛り合わせ。山羊乳のチーズ、鹿レバーの燻製、鹿タンの燻製、自家製パン。

⑩ 鹿のスモークを捌く田歌舎代表・藤原誉さん。

⑪ ジビエの合間にかぶら寿司。田歌舎のカブと鰤を米麹かな?で発酵させたもの。

⑫ メインディッシュのボタン鍋。猪肉と田歌舎の農薬不使用野菜。

⑬ いい感じに仕上がってます。昨年の訪問時にも感じたのは、野菜の生命力の強さ。マイタケの歯ごたえなんて「ゴリゴリ」と表現するのが相応しい食感です。

⑭ もうだいぶ酔った頃に食べた。。。なんだっけな?合鴨のマリネか。

⑮ 鍋の〆は雑炊。もちろん田歌舎の黒米(古代米)と合鴨の卵で。楽しい夜はあっという間に更けて行きました。

⑯ 翌朝は曇り空。かと思えば晴れたり吹雪いたりします。山の天気は変わりやすい。

⑰ まだまだつぼみの梅の花。

⑱ 朝食。味噌まで自家製。昨日あれだけ食べて飲んでも、すんなり入る優しいお味です。

⑲ 午前中は犬を連れて猪狩りへ。

⑳ 道の脇の岩肌。染み出る湧き水がツララになってます。

21 鹿と猪の足跡について解説する藤原さん。猪猟は雪に残る足跡を追って猪の寝屋を見つけ、狩ります。午前中に眠る猪は、熟睡すると50㎝の距離にまで近づいても起きないのです。

22 今日の猟の打ち合わせをする藤原さんとてつさん。

23 これから挑む山を見上げます。

24 川を渡って山に入ります。

25 藤原さんに続いて山に入る和心代表・遠藤。昨年はスパイクの無い長靴で挑み、山から何度も滑り落ち、身の危険を感じました。

26 今年はスパイク付き長靴を購入し、準備万端!グリップ力が違いました!

27 こーんな急な崖も楽々・・・とまでは行きませんが、息切れしながらも何とかついて行くことが出来ました。

28 この余裕の表情!ポーズ!昨年では考えられません!

29 こちらは山の下で待ち構えるグループ。猪が追い出されそうなエリアを歩きます。途中疲れて記念撮影。

30 西村さんの後ろをひたすらついて行きます。

31 来るべき猪の襲来に備え、雪団子を作る川畑さん。雪団子の殺傷能力には、だいぶ疑問が残りますが。。。

32 「地面に伏せて猪の突進をかわし、戻って来た所を雪団子で迎撃する」練習とのこと。

33 猪と遭遇することは出来なかったものの、ケガなく無事帰還した山チーム。安堵の記念撮影。

34 田歌舎に戻って昼食です。鹿カツと鹿ソテー。ジビエ尽くしの3食です。

35 午後は犬を山に放ち、鹿猟です。

36 4匹の田歌舎犬を山に入れ、追い出してきた所を銃で狙います。

37 てつさんと土屋さん、鹿を待ちます。

38 狙いを定めます。。。が、まだ獲物はまだ現れず。

39 1時間経過。。。寒さが増して来ました。

40 2時間経過。。。未だ現れず。。。

41 2時間後、ようやく山から1頭追い出しました!川と川の合流地で、鹿を待ちます

42 ようやく仕留めました!川から引き揚げます。

33 水に浸かった鹿は、かなり重たくなります。

44 よっこらせっと。

33 大切な命をしっかり頂くため、素早く解体所に運びます。このスピードが、肉の臭いに影響します。とにかく素早く!

33 田歌舎のみなさん、お世話になりました!